竣工年月 2019.07

白い壁、グレーのカウンター、黒い照明。そしてモノトーンに映えるウォルナットの濃い茶色。すっきりとしたLDKの家に住むのは、デザインにこだわり、余計なものを排したミニマルな住まいを希望した施主。
外壁も白とし、レットシダーの軒天井をアクセントにした。
アプローチは、割栗石の上にコンクリートの板を置いたかに見せて、少し浮いているような、遊び心のある趣向とした。そしてやや背の高い目隠し塀は、1階の天井と同じ高さ。住宅街に建つからこその配慮だ。こうすれば敷地いっぱいを我が家の空間として利用できる。
ミニマルな暮らしらしく、空内もすっきり。
玄関からキッチンを通り、浴室まではリビングに入らず行ける裏動線。
キッチンを中心に水回りがまとまっていることで、効率的に家事ができる。
2階の書斎はリビングの吹抜けに面した窓を設け、外部に向けた窓と高さを揃えた。
空間のつながり、光の入り方。視覚的な要素も計算した設計だ。
必要なものを必要な分だけ取り入れることこそミニマル。
潔いデザインが心地よい。




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