スクエアで無機質な外観にしたいと、あえて選んだ北向きの土地。

階段やリビングには高窓や大窓を設け、日中は家全体が照明不要な明るさになるよう設計した。

玄関が道路側から直接見えないよう、壁を立ててポーチを設けた。雨の日の出入りもしやすい。

大窓からの光を通すストリップ階段は、空間を広く見せる。

広々とした玄関にはシューズクローゼットを設け、そこからは趣味スペース（DEN）への出入りが可能。

空間を広く見せるように、天井を奥に行けば行くほど高くし、広がりを持たせた。

リビング上部は高天井にして、高い位置に設けた窓からも光を取り入れている。

ソファ横の地窓は、住まい手がいつか手に入れたいと思っている釣り用のボートを室内から眺められるように。

LDKの床面が続くようにウッドデッキを設けた。

将来的には人工芝を張って、BBQをしたり、子どもたちが遊びやすい空間になる予定だ。

吊戸棚とカップボードは造作し、背の高いご夫婦に合わせた高さに。

キッチンに立つと、ダイニング、リビング、庭まで一望でき、子どもたちがどこで遊んでいても様子がわかるように。

住まい手が一番実現したかったインナーガレージのようなDEN。

家の中からも外からも出入りできて、水も使える半野外の空間だ。

釣りやキャンプといったアウトドア好きの住まい手が、趣味の道具の手入れを出来るよう棚やデスクを造作した。

室内の壁や天井は真っ白で統一し、寝室のみグレーの壁紙とダークな床を選んだ。

間接照明が影を作りゆっくりと休める空間に。

室内の照明の数を抑え、柔らかな光のもとで落ち着いた時間を過ごせる住まいになった。