竣工年月 2023.02
家や畑に囲まれた奥まった土地に建てた一軒家。
子どもは独立し、夫婦二人だけの暮らし。
家を建てるのは2回目。そんな夫婦が新しい住まいに望んだのは、平屋のような暮らしやすさだった。
外観はページュ色の壁に板張り。そして軒が深いエントサンス。玄関の横に中庭への通路、その隣に土間造りの外部収納を配置した。この広めのエントランスが、外部から内部へと級やかに仕切ってくれている。
中庭の周りにコの字型に配置された建物。LDKの床と天井はオーク、壁にはタイルを張り、キッチンの背面を外壁と同じ左官仕上げとするなど、一つひとつ、場所に合った素材と方法を採用した。庭を見ながら読書やお茶を楽しむ“ゆとりの空間”として設けたコージーコーナーも、小上がりの和室に造作した文机のようなカウンターも。
きっと夫婦の毎日を穏やかで、よりいっそう実りあるものにしてくれる。
要望に反して、実は2階建て。
ゲスト用の寝室を2階に配置した。必要な時だけ使う空間なら、あっても邪魔にはならない。
夫婦の日常は、この平屋で完結するのでご安心を。
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