竣工年月 2020.04

日差しは入るが、視線も気になるのが角地。
そのため、「プライバシーを確保された空間」が施主の希望だった。
であれば徹底的に。通りからは窓がほとんど見えない外観。
インナーガレージもスクエアフォルムのなかにおさめて、まとまりのあるデザインをつくった。玄関ポーチの上部を吹抜けにし、目隠しに設置したルーバーがアクセントとなりスタイリッシュな存在感を放つ。
しかし、内部のパブリックスペースは対照的なまでに開放感がある。1階に主寝室、クローゼット、子ども部屋、バスルームといったプライベート空間を配し、人目を気にすることなく過ごせるように、2階に大きな窓を設けたリビングをもってきた。
床の高さを揃えたベランダまでが、さながらひと続きの空間だ。
景色を美しく切り取るため、FIX窓を採用し、ベランダに出入りする引違い窓も、景色を邪魔しない小さめのタイプを選んだ。
何に重きを置いて住まいをつくるのか。その取捨選択に迫られることもあるだろう。
だが、大切にしたい事柄への“工夫”は細かく、とことんやりつくす。
窓の向こうに広がる田園風景は、季節ごとに色を変えていく。
それをよりストレートに感じられるのは、この“工夫”が生きている証だ。




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