竣工年月 2021.09

円形の柱と建物の角をリズミカルに組み合わせた外観が個性的な、高台の一軒家。
最上階には展望台があり、大きな窓を中庭の緑が彩るなど、こだわりを随所にちりばめたK邸は、築33年の建物をリノベーションしたものだ。建築されたのはバブル期。贅沢であることに酔いしれた時代の建物には、遊び心がふんだんに盛り込まれている。
その余韻を、現在の暮らしに取り入れるとしたら。そんな思いでリノベーションした。
老朽化による雨漏れ、色が変わってしまった塗装。当然ながら、古いインフラの再整備は必要だ。設備を入れかえ、タイル部分はガルバリウムに張りかえた。
新しい住人の暮らしに合うように、建築時の趣を残しつつ、意匠を付け加えた。
現在は、住居部分と事務所部分の二つのエリアに分かれた建物となっている。
年数が経っていることから、これからも不具合が出てくるだろう。
だがそのたびに、その時々の暮らしに合わせてアップグレードしていると思えば、それも悪くない。
きっと、そう思える人にリノベーションは向いている。









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